のんびりとした日常を送っています
閑静な住宅街に囲まれ、地域の方々が集う公園や、緑豊かな環境の中に位置しています。毎日、入居者様と一緒に食事を作り、一緒に洗濯物をたたみ、一緒にお掃除をします。季節の植物や、畑では野菜なども一緒に育てながらのんびりとした1日を過ごされています。施設といっても、そこには”日常”があり、特別な日々を送る訳ではありません。酪酸の人生の先輩の方々にいろいろなことを教わりながら、お話をして、いっぱい笑って、時には泣いて…そんな”我が家”で繰り広げられる温かな毎日を提供できるよう、スタッフのみんなとともに尽力していきたいと思います。
わたしたちの家の特徴
【認知症の方が1ユニット9人の少人数で生活をしています】
集団生活ではありますが、プライベートな時間や好み、家族や友人とのつながりを大切にし、認知症を患っていても、いつまでも個人を尊重した時間を過ごすことができます。介護福祉士や看護師、ケアマネージャー、ヘルパー等の有資格者をはじめ、ケアスタッフ・事務スタッフ・調理スタッフなどが一丸となってより良いケアに日々努めています。
【認知症ケアの専門家がいます】
大規模な老人ホームとは違い、入居者様一人ひとりに寄り添った介護を提供しています。認知症ケア専門の介護スタッフがいることで、家族のような環境をつくることが可能となります。ほかの入居者様やスタッフと顔なじみになり、個人の尊厳が軽視されがちな集団生活とは違う”安心できる場所”を提供しています。きちっと決められたスケジュールがあるわけではなく、みなさんご自身の意思でのびやかに過ごしていただけるよう配慮しています。ここは「家」であり、時間割を重視した「施設」ではありません。起床時間も特に決め手はおらず、1日3回の健康的な食事に、お茶の時間、自由時間にはお掃除やお洗濯、お散歩や買い物、ゲームなどのレクリエーションを楽しんでいただき普通の生活を送っていただいています。お風呂も希望に合わせて入り、眠る前のひとときはリビングでのんびりとし、21時を過ぎるとほとんどの方がお部屋に戻られ、読書などのプライベートタイムを過ごしてからお休みになられる方もいらっしゃいます。
【「認知症緩和ケア」や「運動学習プログラム」を実施】
ホームのスタッフがインストラクターの資格を習得しており、月1、2回認知症緩和ケアや運動学習プログラムを実施しています。
認知症緩和ケア・・・手のひらを使って相手の手足や背中を包み込むようにふれながら行う緩和ケアです。興奮状態や不安感を軽減し、自律神経のバランスを保ったり、免疫力を向上させるなどの効果があります。
運動学習プログラム・・・50センチ四方のマス目でできた大きな網を床に敷き、この網を踏まないようにゆっくりと慎重に歩く運動です。歩行機能や認知機能の改善、うつやとじこもりの予防に効果が期待できます。
【自立支援に力を入れています】
自分でできることはなるべく自分でしていただきます。ご自身のことはもちろん、ホームのお掃除などをみなさんで手分けしていただくこともあります。一人ひとりの人生に必要な「居場所」であること。それが、何よりのケアになると私たちは考えてます。
可能な限りできることはご自分で行っていただき、できないことを我々が少しお手伝いする。お一人おひとりの力を活かした支える介護を目指しています。回想法、レクリエーション、日常の体操・買い物・散歩の中で意欲・やる気を引き出し、ストレスを緩和する刺激のある介護も実施しています。
【居心地重視の空間づくり】
ふつうの生活をお送りいただくために、お部屋内に使い慣れた家具や普段使いの物を自由のお持ち込みいただくことができます。また、お部屋の日照や防音・空調環境の整備、安心設計のシステムバス、明るく開放的な食堂、皆さんで楽しくお料理できるキッチン、段差のないフラットな廊下など、安心の暮らしを支える各種設備にも十分配慮しています。
【彩り豊かな家庭の味】
専門の栄養士・調理しが栄養学的な配慮をしながら、入居者様一人ひとりの体調に合わせ、スタッフが手作りで調理を行っています。使用食材は地産地消を原則とし安心・安全を心掛け、温かいものは温かく、ベストな状態でご提供しています。時には、献立・レシピを作成し、入居者様と一緒に料理をすることや季節のイベントに合わせて行事食を作ることもあります。効率重視の大規模施設では味わうことのできない我が家にいるような「食」の楽しみと安全をご提供しています。
認知症介護の考え方
【その人らしい、快適で穏やかな生活を常にサポートします】
一緒に笑って、一緒に悩んで、一緒に泣いて、一緒に季節の移ろいを感じたり、一緒に食事を味わったり、一緒に空を見上げたり、当たり前の生活が当たり前にできる喜びをかみしめ、寄り添う日々。「家族として」の時間を共有し、大切な人生を共に過ごすことを大切にしています。
【心を込めた親切なサービスに努め、その心を磨き続けます】
私たちは、常に入居者様に「第二の我が家」として過ごしていただきたいという想いを持ち、家族のようなホームつくりに励んでいます。家族のようなホームを作ることは、お金をかけた設備の整った施設を作ることではありません。建物や設備などのハード面より、入居者様に必要なのは、関わる私たちの「ハート(ソフト面)」です。
【様々な機会を通じて、地域の人々との触れ合いを大切にしています】
私たちが目指している家庭的なホームは、「ご入居者様の住まい」という意味だけでの家庭ではなく、スタッフも含めて成り立つ「ぬくもりと愛にあふれた家庭」です。そこで私たちだけでなく、入居者様のご家族、病院の関係者、地域の方々など、入居者様を中心に様々な方々と関わり、協力し合うことでより「家族としての絆」が強まると考えています。
充実したレクリエーション・イベント
嚥下体操やラジオ体操は毎日の日課としています。天候のいい日には散歩や近隣スーパーへ買い物へ出かけています。個別ケアにも力を入れており、化粧品や洋服を買いに出かけることもあります。ホームの畑では人生の先輩である入居者様にスタッフが教わりながらピーマンやキュウリ、プチトマト、さつまいも、玉ねぎなど季節に合わせた野菜を育てています。秋には収穫した野菜でバーベキューをして盛り上がりました。季節に合わせたイベントや外出や等を毎月開催しており、季節を感じていただきながら暮らしていただくことを大切にしています。今年の運動会は他のホームと合同で行い、たくさんの方々と交流を図れみなさま喜んでいました。地域の人とのつながりを大切にしており、近隣の公園月1、2回開催されるグランドゴルフや神社の掃除、民生児童委員が開催している地域の65歳以上を対象とした懇談の食事会にも積極的に参加しています。近隣の幼稚園児の来訪や三線や大治太鼓の演奏をボランティアの方々も適宜招いており、入居者様に楽しんでいただいています。
周辺環境やアクセス
閑静な住宅街にあり、近隣に公園が多く公園のベンチでゆっくりと日光浴も楽しんでいる方もいます。JR関西線「春田」駅より徒歩約11分でお越しいただけます。