治療ではなく生活の場として笑顔溢れる生活
名古屋市中村区岩塚の閑静な場所にあります。自宅での老老介護や退院後の独居生活などに不安がある高齢者にご利用いただいています。介護負担や不安を軽減させ施設生活をご家族様やご本人様と共にスタッフが協力しあい、笑顔あふれる生活の提供を目指しています。なによりうれしいのは利用者様に「ここで終期を迎えたい」という声をいただいていることです。
入居者様の安心・安全を守る見守りシステム
夜中にベッドから離れてしまったり、転倒してしまう恐れのある方などには安全を確保するため、見守りシステムを利用することで職員が迅速に対応でき、利用者のケガの防止に役立てています。また、安静かどうかの安否確認もできるのでご家族の安心にもつながっています。プライバシー保護の観点から見守りシステムの利用には賛否ございますが、昨今では介護者による高齢者虐待がニュースになるなどあってはならないことが起きています。利用者様とご家族様に安心して施設をご利用いただくために、稀楽ではご納得していただいてから見守りシステムを導入しており、利用継続率は約98%となっています。
充実の医療体制
日々の暮らしと安心の連携体制
稀楽では薬の管理や検温、血圧、脈拍などの測定を行い、日々の健康管理や利用者様のお身体の状態をチェックしていきます。体調の変化にいち早く気づくことで早期の対応が可能になり利用者様の健やかな日々をサポートします。介護スタッフが中心となり、看護師と連携し24時間体制で利用者を見守っています。居室のナースコールは看護師や介護スタッフの医療用携帯電話に直結ており、24時間対応の体制で利用者様を支えています。
隣接の医療機関の医師による月2回の訪問診療、年2回の定期健康診断を行います。利用者様の健康状態は看護師や介護スタッフで共有し、毎日のサポートに反映し、お身体の状態についてご家族様にもお伝えしています。訪問歯科医による治療も行えます。ご家族様に事前にお決めいただいた優先順位に基づいた連絡体制のもと、緊急時には24時間体制で看護師や介護スタッフが協力医療機関の医師と連携を図りながら迅速な対応をいたします。ホームでの対応が難しい症状の場合や医師からの指示があった場合は地域医療機関での治療となります。
ホームでの看取り
入居者様にとって、最後を迎えるのは自宅か施設か病院かは重要な問題です。ご本人様やご家族様の気持ちを尊重しながら、施設側からしっかりとした説明をいたします。終末期のケアとして入居者様のまわりの環境を整え、医師と連携し、精神面や医療面など総合的なケアが必要になります。また、身体の清拭、鎮痛剤の服用、たんの吸引など終末期のケアはできるだけのことを実施する必要があります。
死期を迎えた方の気持ちの理解や精神的苦痛の軽減が重要です。入居者様の心残りを解消してあげることも大切です。また、介護者自身にも「死」を看取ることを覚悟してもらう準備等が必要となります。
入居者様の重度化に伴い、終末期の終の棲処としての看取り介護を希望された方に対し、看取り介護を行うために必要な「医療」「人」「介護空間」を提供し、医療連携体制を実施し、適切な介護空間において身体的及び精神的ケアや痛みや苦痛を緩和する介護技術を獲得した、看護・回度職員による看取り介護を可能な限り住み慣れた施設で受けることができるよう最大限に努め、尊厳ある看取り介護を目指します。
臨終が近づくと特有の兆候が見られます。兆候に合わせてケアを実施し、入居者様が臨終をできるだけ穏やかに穏やかに迎えられるように努めています。日常的な声掛けも意識して実施します。