がんばらない介護を目指そう
皆さん、こんにちは。
老人ホーム紹介センター ケアパークスタッフです。
皆さんは「介護」と聞くと何を思い浮かべますか?
高齢者のお世話や病気、事故などで日常生活の動作が自分1人で出来なくなった時
その人たちが自立できるように援助すること。
言葉のニュアンスの違いはあるかもしれませんが、概ねこんな感じではないでしょうか。
超高齢化社会そして長寿社会である今、介護が必要になる確率は高くなっています。
加えて突然の病気や事故を含めると、介護する側・される側ともに
誰にでも起こりうる事なのではないかと思います。
現在「介護」というものがあまり身近ではない人にとっては、少し目を逸らしたくなる事でも
一度じっくりと自分自身の事、家族の事を考えなければならない
身近なテーマといっていいのかもしれません。
介護をする際、一番初めに重要なポイントとなることがあります。
それはどこで過ごし、誰が介護をしていくのかという事。
ごく自然な感情としては
家族に介護が必要になったら、自宅で面倒を見たい。
自分自身に介護が必要になっても、自宅で生活したい。
と考える方が少なくないのではないでしょうか。
介護をするにあたって大切なことは、介護をする側が心身ともに
元気であることです。
しかしながら、介護における問題は今や社会現象にもなっています。
相当な覚悟をもってしても精神的・体力的にも大きな負担となります。
介護の負担とは、介護者側のみならず介護される側にもかかってきます。
介護者が限界を超えて抱え込んでしまうと、今まで良好だった関係性まで
崩れてしまうおそれがあります。
両者にとって負担のない介護の為には、家族だけでなく近隣の方々の協力や
介護サービスも積極的に活用することがポイントとなります。
介護サービスの中でもまず初めにデイサービスやショートステイを検討をされる方が多く、
上手く併用することで、24時間の緊張状態の重圧から解放される時間を作ることができます。
在宅介護のメリットとして本人にとっては慣れ親しんだ場所、人間関係といった安心感、
介護者にとっては必要な時、必要なだけのサービスの利用で経済的な負担の軽減等があげられます。
反対にデメリットとしては介護状態が悪くなればそれだけ、双方にとっての負担が大きくなります。
初めは在宅介護で上手くいっていたとしても、状態は常に変化していきます。
共倒れにならない為にも在宅での介護が困難になってきたら
施設の検討をする必要が出てきます。
いつ終わるかわからない介護生活だからこそ、
そして大切な人だからこそお互いにとっての一番を考えることが
介護の第一歩になるのではないかなと思いました。