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【アンケート実施】自宅介護で苦労する点は?

自宅で介護を行う際の問題は、数多く存在します。今回は、自宅介護がある方にアンケートを実施し、自宅介護で苦労したことについてお話をうかがいました。アンケート結果と共に、自宅介護の抱える問題やストレスの解消方法などについてもご紹介します。

自宅介護の一番の苦労は『気が滅入る』

1位:気が滅入る
もっとも多かった意見は、気が滅入るというものでした。自宅介護は、体力的にも精神的にも負担が大きく、終わりがいつ来るのかもわかりません。毎日同じことの繰り返しで、気の休まる暇がないようです。また、今まで健康だった両親や祖父母が変わっていく姿を見続けるのも、気分が落ち込む原因となります。

2位:時間が拘束される
自宅介護に休日はありません。病院への送り迎え、食事の世話、買い物など、毎日ほとんどの時間を介護に割くことになります。プライベートの予定もなかか入れられず、ストレスがたまってしまう方も多いようです。

3位:体が辛い
介護は、入浴介助や寝返りのサポートなどの力仕事も多く、体が辛いという意見が多くみられました。また、高齢の親御さんの介護になると、介護する側も若くはありません。肉体疲労も回復するのが遅く、疲れがどんどんたまっていきます。仕事や家事と両立して介護しなければいけないときは特に大変です。

自宅介護の問題点

自宅介護を望む方の割合は多く、家族の希望をかなえるために介護を始める方は数多く存在します。ただ、自宅介護にはさまざまな問題が残っています。

近年では核家族化が進み、ひとつの家に住む人数が少なくなっています。そのため頼れる家族の数が少なく、ひとりあたりの負担が増加してしまいます。

会社勤めの方が介護する環境も整っていないのが現状です。介護休業の制度はありますが、取得している方の割合は多くありません。いまだ休暇を取得しにくい空気のある企業は多く、悩んだ末に離職していく人材も後を絶ちません。特に、貴重な働き手であるベテラン社員の離職が増えています。

自宅介護を行う場合、訪問看護を利用できれば負担も減ると考えられます。ただ、訪問看護に従事する方の数は足りていません。そのため、自分たちで送迎しながら通院する必要が生じます。

こういった問題は、社会的な制度を変えていくことで減少していくでしょう。家族が少ない世帯でも、負担なく介護していける環境づくりが重要です。現状では、制度が整っていないことのしわ寄せが、自宅介護を行う方々に向かっています。

自宅介護でのうつうつとした気持ちの解決策

アンケートの回答にも多かった、介護疲れによる気分の落ち込み。うつうつとした気持ちは抑え込まず、さまざまな方法で解消しましょう。

落ち込んだ気持ちを整理するために、まずは感じていることを口に出してみましょう。自分でも押し隠していた気持ちに気がつくこともあるかもしれません。同じ境遇にある友人と語り合うのもおすすめです。また、地域の相談員やケアマネージャーなど、介護のプロにアドバイスをもらいに行くのもよいでしょう。

ほとんどひとりで介護している状況の方は、ほかの家族がいるなら助けを求めましょう。協力し合える仲間がいると、精神的にも楽になります。定期的に介護から距離を置き、リフレッシュする時間がとれるようになるのもメリットです。

ただ、そうやって落ち込んだ気持ちを励まし続けていても、いつかは限界がやってきます。無理して負担を抱え続けると、介護する側が倒れてしまうこともあるかもしれません。取り返しがつかなくなる前に、デイサービスや介護施設などに頼ることを検討してみてください。

まとめ

自宅介護を行う方々は、気分の落ち込みや自由がきかなくなるストレス、疲労の蓄積など、さまざまな悩みを抱えています。社会的な制度が整っていないために、自宅介護への負担が増えているのも問題です。悩みはひとりで抱え込まず、周囲の方々に相談しましょう。自治体や民間の無料相談窓口を利用するのもおすすめです。家族のみで介護しようとしすぎず、介護施設や訪問介護サービスなどを活用し、無理のない介護生活を送りましょう。

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