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ぽかぽか温かくなってきた春に要注意!「かくれ脱水」


最近は日によって気温差が激しいですね。
季節の変わり目は体調を壊しやすいので気をつけましょう。
春になると天気のいい日は日差しがぽかぽか気持ちいいですが、そんな春に気を付けてほしいのが「かくれ脱水」です。
高齢になると若いころよりも食べられる量が減ったという方も多く、食事から得られる水分量が減ってしまいます。
それに加えて「喉の渇きを感じにくくなる」とも言われています。
また、筋力の衰えから動くのが億劫になったり、トイレに間に合わないのではないかと不安に思い、水分を控えてしまう方もいます。
しかし脱水は自覚したときには既に自分では対処できない状態になっており「入院が必要な状態」となってしまうケースもあります。
今回はかくれ脱水にならないように本人や家族が気を付けるポイントをご紹介します。

高齢者は筋肉量が減るため体内に貯めておける水分量が減る

1日あたりの水分量の目安は1~1.5リットル程度と言われています。
しかしこの量を一気に飲むのは高齢者でなくても大変です。
飲む回数を増やして、1日を通してこまめに飲む、声を掛けることが大切です。

水分の質よりも量が大切

脱水予防には経口保水液やミネラルの入っている麦茶、冷えた物よりも人肌程度のぬるめの物がいいと言われています。
しかし、飲み物の種類にこだわるが故に水分量が減ってしまっては元も子もありません。
あまり飲んでもらえない場合は好きな味や好みの飲み物を用意してみるのもおすすめです。
温かいものを好む方、炭酸飲料やジュースを好む方など人それぞれです。
いろいろと試して好みに合わせた飲み物を用意してみましょう。
飲み物を嫌がってしまう場合はゼリーや果物も水分が多いのでおすすめです。

水分を摂りたくない原因がトイレの場合

筋力の衰えで動くのが億劫になりトイレを控えたいという高齢者の場合は、いつもいる場所からトイレまでの動線を短くしましょう。
また、動線に手すりを付けたり、つまずきそうなものがある場合は取り除き、歩きやすくしましょう。
どうしても距離を短くすることが難しい場合はポータブルトイレをお部屋に設置するのも1つの方法です。
「間に合わないかもしれない…」と不安に思っている高齢者の場合は、もしもの時にも大丈夫なように尿取りパッドやリハビリパンツを使用するのもおすすめです。
もしものお守りがあるだけでも安心ですよね。
外出の時にはあとどれぐらいでトイレのある場所に着くか、外出先でトイレの場所を伝えたりすると安心につながります。

脱水症のサインを見逃さないことも大切

ここまでお伝えしたポイントを気を付けていても脱水症になってしまう場合もあります。
もし脱水になってしまったとしても、軽度の段階で気が付くことが大切です。
皮膚のかさつきや唇が乾燥しているときは軽度の脱水症の可能性があります。
特に汗で湿っていてもおかしくない脇の下が乾燥している場合は注意が必要です。
いつもよりぼーっとしていたり、うとうとと傾眠気味になっている場合や手足が冷たい、めまいやふらつき、頭痛、食欲不振や体重が減ったなどの症状も脱水症の恐れがあるので注意深く観察しましょう。
また、尿の色がいつもより濃くなっていた場合は脱水症のサインの可能性があります。

脱水症かも!?と思ったら

脱水症状かもと思ったらまずは水分を摂りましょう!
水やお茶でもいいですが、脱水症は水分だけでなくミネラルも不足している状態です。
できればミネラル成分が含まれている麦茶や経口補水液を飲みましょう。
それでも脱水症が改善しない場合は医療機関への受診をおすすめします。
〇即席経口補水液の作り方〇
500mlペットボトルの水にステックシュガー5本と塩ふたつまみを入れてよく混ぜる。
レモン汁を入れるとさっぱりして飲みやすいですよ!

脱水に気を付けて春を楽しみましょう!


汗を掻いていなくても、乾燥した空気や扇風機の風などにより呼気や皮膚から水分は出ていきます。
今回ご紹介したポイントに気を付けてぽかぽか陽気の春を楽しみましょう。
春は日差しが心地いいので公園へ散歩に出かけたりお花見にいくのもいいですね。
ちょっと余談ですが、私が介護施設で働いていた時、食が細い高齢者が、いつもと違う献立や外出先での食事やお弁当だともりもり食べてくれる!ということがありました。気分転換って大切ですよね!

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