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本人も家族も安心できる高齢者施設の選び方

大和総研の発表では、国内における65歳以上の高齢者は2015〜2025年の10年間で、262万人増加すると考えられています。また要介護3以上とされる高齢者数は252万人に達することが予測されています。※大和総研経済構造分析レポート

このような高齢社会において大切になるのが高齢者施設の選び方です。

やはり気になるのは費用

老人ホーム金額
高齢者施設を選ぶ際に気になるのが、必要な費用です。高齢者施設でかかる費用は主に、

前払金(入居一時金、敷金、事務手数料など)

月額費用(家賃、食費、管理費、生活支援費など)

実費負担(医療費、日用品、おむつ代など)

となっており、その他には介護サービスを利用する場合は介護保険料の自己負担額(1~3割)がかかってきます。また、介護保険が適用されない範囲は10割自己負担となるので、範囲をはっきり把握しておく必要があります。

社団法人全国有料老人ホーム協会の発表では、介護付有料老人ホームで、平均3.8年、住宅型有料老人ホームでは2.3年が、平均入居年数となっています。
※平成25年度 有料老人ホーム・サービス付き高齢者住宅に関する実態調査研究事業報告書

つまり、介護付有料老人ホームであれば約4年、住宅型有料老人ホームであれば約3年、施設にかかる費用が発生するということです。

各ホームによって条件や人員配置などの違いがある

高齢者施設対応可否入退去の条件や人員配置の規定、介護の手厚さ、食事形態の加工対応の可否、対応できる医療行為などは各ホームによって違うので確認が必要です。

入退去の条件は各ホームで異なる

高齢者施設は、入居の条件、退去の条件が各ホームとその種類で異なります。
例えば、特別養護老人ホームの場合、65歳以上で要介護3以上というのが入居の条件です。また、ケアハウスであれば、一般型は60歳以上で健康状態に問題はないが自立した生活は不安という方、介護型は65歳以上の要介護1以上の方で、軽度の認知症であれば問題なく受け入れている傾向にあります。

ケア体制をみるならスタッフの数をみる

高齢者施設で気になるのが、スタッフによるケアです。国では、介護付有料老人ホームなどの特例施設入居者生活介護の指定を受けている施設には入居者3人に対して、介護スタッフは1人以上いなければならないと定めています。
当然この人数よりも多ければ手厚い介護が受けられると考えてよいでしょう。また、夜間の体制が整っているか、介護職員ではなく看護職員もいるか、医療期間との連携がスムーズにいっているかなどをポイントに見ていきましょう。

看護師の配置義務がある施設もある

高齢者施設のなかには、看護師の配置義務がある施設もあります。それは、特別養護老人ホーム、介護付き有料老人ホームです。ですが、これらの施設への入居が困難であれば、医師が常駐している、介護医療員や看護師が日中あるいは24時間配置している住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅も選択肢にいれておくとよいでしょう。

食事は管理栄養士がいるかどうかを確認

食事は一日のうちでリラックスできる瞬間で、それは高齢者も同じことです。そのため、満足できる食事が提供されているか、栄養バランスを考慮した食事になっているかなどを確認しましょう。特に重要なのが、管理栄養士がいるかどうかです。管理栄養士が在籍していれば、栄養面のバランスが崩れるという心配がありません。また、セレクト制にしているところやイベント食に力を入れているところもあります。食事は毎日のことで楽しみにもつながるので確認しておくとよいでしょう。

咀嚼や嚥下機能低下への配慮があるかどうか

高齢者になると咀嚼が困難になり、誤嚥性肺炎を発症するケースが多くあります。誤嚥性肺炎は、厚生労働省が発表した、平成29年の主な死因別死亡数の割合において、「誤嚥性肺炎」は2.7%となっており、命に関わる症状です。※ 平成29年(2017)人口動態統計月報年計(概数)の概況
高齢者になると食事形態も咀嚼や嚥下状態によって変わってきます。食事形態は刻み、ごく刻み、ペースト、ソフト、ミキサーなど様々な種類があります。どの形態まで対応可能か確認し、咀嚼力や嚥下状態が低下した高齢者に対する食事の対応が可能な施設を選ぶとよいでしょう。また、施設によっては食事形態の加工費として基本の食費に追加料金がかかるところもあるので確認しましょう。数は少ないですが、嚥下訓練の専門職の言語聴覚士(ST)を配置している施設もあるので嚥下のリハビリを受けたい方におすすめです。

家族が面会に来た時の対応も確認

施設に入居している高齢者にとって、家族が面会に来るのは嬉しい瞬間です。そのため、家族が施設を訪れる際の時間の制限や、訪問時に家族が宿泊できるゲストルームがあるかどうかを確認しましょう。
また、入居者の外泊や外出に対応している施設であれば、自宅に泊まることも旅行もできます。自立している入居者の場合自由に外出の許可をしている施設もあります。入居者の状態に合わせてその点も確認しましょう。

退去率を確認しておく

高齢者施設を選ぶ際は、退去率を確認しておきましょう。現在は多くの法人が高齢者施設を運営しており、倒産していくところもあります。そのため運営元の介護における実績や理念などを把握しておくことが大切。また、退去率が多い場合は、運営に問題があることも考えられるので、退去率と退去理由を見学の段階で確認してみましょう。

入居者も家族も安心できる施設を選ぶ

老人ホーム家族
高齢者施設を選ぶ際は、費用や受け入れ体制、家族への対応などをチェックしておきましょう。そうすることで、入居者も家族も安心して暮らせる施設選びができます。また、入居者の認知機能や身体状態によって適した施設は様々です。入居者と家族がどのような生活を希望しているのか、どのようなケアを求めているのかを明確にしておきましょう。
各施設では、相談会や見学受付もしているので、気になる施設があれば、一度ご家族と入居予定の方とで参加してみましょう。

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