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障がいのある子どももいつかは自立が必要となってくる

皆さんは老障介護という言葉を聞いたことがありますか?
老障介護よりも8050問題の方が聞いたことのある方が多いかもしれません。
8050問題の中でも、高齢化した親が障害のある子どもを抱えて生活していることを老障介護と言います。

8050問題となっている家庭の多くの子どもは知的障害や発達障害、精神障害(ひきこもり)を抱えているようです。

親が若い現役の頃は親の収入があり、親が子どもへ金銭的支援や身の回りの世話をしてなんとか生活できます。

しかし、みんな歳をとります…

親が高齢化したことにより仕事を退職し、年金生活になり、収入が減り生活が厳しくなります。
また、親も子どもも働いていないため社会的に孤立してしまう可能性が高くなります。

金銭的な問題はやりくりをして、親が元気なうちはまだ何とかなるかもしれません。
しかし、親が歳をとり、年々足腰が弱くなり、身体的に子どもの世話が今まで以上に大変になってきます。
そして、いつかは親も老化によって身体的な衰えなどから介護が必要になるときがやってきます。

その時、子どもはどうなるのでしょうか?

親は老化による要介護状態、子どもは障害で介護が必要。
介護する人が家にいない…

親が入院することになった、もう今の身体状況では自宅での生活は難しい。
老人ホームに入居することを勧められた。
でも子ども一人置いて自分だけ施設へは入れない…

親が亡くなった。
残された子どもはどうなるのか…

子どもを施設に入れるのはかわいそう…
死ぬまで私が面倒を看る

このように考える親が多いようですが、老体にムチを打ちギリギリまで親が子どものことを思い頑張ってきたのに、親の身体が限界を迎えたことによって子どもを介護する人がいなくなり、子どもが安心して生活できなくなる…

それはお互いにとって良いことはなく、望んでいることでもないと思います。

親は自分が亡き後も子どもが不自由なく生活することを、子どもは今までお世話になった親に老後は無理なく、ゆっくりと穏やかに過ごしてほしいと望んでると思います。

その為には親が元気なうちに、子どもが一人になっても安心して生活できるよう、必要な準備をすることが望まれます。

準備の1つとしてグループホームなどの障がい者のための施設へ入居させることです。
生活介護を受けながら、就労支援に行っている方も多くいます。

最初は心細かったり不安もあるかもしれません。

でも親の身体が動かなくなったり、亡くなってからでは入居後のサポートもできなくなってしまいます。

まだ若いから大丈夫と思っていても思わぬタイミングで要介護状態になったり、急に亡くなるということもあります。

そうなると子供は心の準備もできていないまま、親を失った悲しみのなか施設へはいることになります。

施設へ入ることができればいいですが、入れる施設がないとなると大変なことになります

親が元気なうちであれば、会いに行くこともでき、身体状況によっては一緒に外出することもでき、家族の意向をスタッフへ伝えたり、施設での様子を聞いたりとたくさんのサポートができます。
親だからこそできる精神的なサポートもあると思います。
最初は不安が大きかった子どもも、入居後しばらくたつと施設での生活にもなれ、安定していくそうです。それは自立するということです。

いつまでも子どもを自分で看たい。看なければならない。と思っている親御さんも子どもの将来のために、自分が元気なうち、自分がサポート出来ているうちに一歩踏み出してはいかがでしょうか。

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