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介護が必要になったら介護サービスの利用を考えましょう

地域包括支援センター

[介護保険・介護サービスってなに?]
介護サービスは、介護が必要な高齢者が自分らしく自立した日常生活を送れるようにすることを目的にしたサービスです。介護保険を使った介護サービスを利用するためには要介護認定を受けて要支援1~要介護5の区分判定をもらう必要があります。介護保険を利用できる対象は原則65歳以上で介護が必要な方ですが、加齢による病気で要介護(16種類の特定疾病)になった方でしたら40歳からでも介護保険を利用することができます。介護認定を受けることによって必要だと判断された区分だけ(要支援1~要介護5)介護保険を使った介護サービスを自己負担分1割または2割で受けれるようになります。要介護認定は居住している地域の地域包括センターで相談することでスムーズに申請が行えます。

介護保険
[介護保険で受けられる介護サービス]
要介護認定を受けたことによって受けられる介護サービスが大きく分けて”居宅サービス”、”施設サービス”、”地域密着型サービス”の3種類があります。

在宅介護サービス
居宅サービス…自宅で生活しながら訪問サービスやデイサービス、デイケアと呼ばれる通所サービス、数日から2週間程度施設に預けるショートステイなどのサービスがあります。
《訪問介護》
介護福祉士(ホームヘルパー)がご自宅を訪問して、食事・入浴・排泄の身体介護から、掃除・洗濯・買い物・調理などの生活支援を提供するサービス。
《訪問入浴介護》
自宅の浴槽では入浴が困難な高齢者のために入浴専用車両がご自宅を訪問し、介護職員と看護師が入浴介助を行います。体調チェックや衣類の着脱、浴槽までの移動、入浴中の介助、入浴前後のバイタルチェックが受けられます。訪問入浴介護を受けるには、医師の入浴可否意見書が必要となります。
《訪問看護》
医師の指示のもと、看護師や准看護師がご自宅を訪問します。病気やケガをしている高齢者がご自宅で療養生活を送れるようにすることが目的です。呼吸や脈拍のチェック、採血や点滴などの医療処置が受けられます。
《デイサービス》
日中のご自宅からデイサービスセンターへの送迎サービスがあり、デイサービスセンターで介護職員による食事、入浴、リハビリ、レクリエーションなどが受けられます。引きこもりがちな高齢者の孤独感を解消し、介護に関わる家族の負担を軽減するサービスです。
《デイケア》
日中ご自宅から介護老人保健施設などへの送迎サービスがあり、入浴や食事の介助だけでなく、主治医の指導のもと理学療法士や作業療法士などによるリハビリテーションやレクリエーションなどの機能回復を目的としたサービスが受けられます。
《ショートステイ》
入浴や食事、排泄などの日常生活の介護が受けられます。施設によっては、機能訓練やレクリエーションといったサービスも受けられます。普段は同居している家族が家を空けなくてはいけなくなった場合や家族が病気になって介護ができないときなどの短期間施設に預けることができるサービスです。

上記以外にも“訪問リハビリテーション”、“居宅医療管理指導”、“福祉用具貸与”、“特定福祉用具販売”などがあります。介護用にリホームを行ったときに改修費を上限20万円支給してくれる”住宅改修”やケアマネージャーがケアプランの作成や手続きをサポートしてくれる”居宅介護支援”もあります。

老人ホーム介護
施設サービス…”特別養護老人ホーム”、”介護老人保健施設”、”介護療養型医療施設”という施設へ入所している高齢者が、24時間体制で見守られながら、身体介護や生活介護を受けられます。
《特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)》
基本的に要介護3~5のいずれかの要介護認定を受けている高齢者が対象となります。ただし、要介護1~2の場合であっても、認知症が重度の場合や家族による虐待があるようなやむおえない場合には、特例入所が認めれています。施設常駐の介護スタッフによって食事、入浴、排せつなどの日常生活の介護のほか、健康管理や機能訓練などのサービスが受けられます。また、レクリエーションに力を入れている施設も増えてきています。看護師は日中常勤している施設がほとんどですが、夜間の対応は施設により異なります。医師や看護師の配置は施設によって異なるため、医療サービスが頻回に必要な状態になれば退去しなければならなく場合もあります。
《介護老人保健施設》
現在の病状が安定しており、感染症がなく、介護やリハビリ、医療ケアを必要としている高齢者の自立を支援し、在宅復帰を前提として入所できる施設です。在宅復帰を目指すために、医師による医学的管理のもと作業療法士や理学療法士による機能訓練が利用できます。併せて食事、入浴、排せつなどの生活支援も受けられますが、あくまで在宅復帰を前提としているため、3カ月をもって退所することが原則です。
《介護療養型医療施設》
病状は安定しているが、長期での介護が必要な方が入所する施設です。医学的な管理のもとリハビリなどの機能訓練をはじめ、入浴や食事、排せつなどの介護が受けられます。胃ろうやたん吸引といった医療ケアが心配な方は安心の体制です。介護度の高い要介護者向けの施設でリハビリや手厚い医療ケアを受けられますが、一方でレクリエーションや生活支援は少ないと言えます。

グループホーム
地域密着サービス…夜間対応型訪問介護、認知症対応型通所介護、グループホームなど日常生活圏を離れずに、住み慣れた地域の中で自分らしく生活できるように支援するサービス
《夜間対応型訪問介護》
18時以降の夜間に介護福祉士やホームヘルパーが自宅を訪問し介護を行うサービス。定期的に利用者のご自宅を巡回して行う”定期巡回”と利用者が求めた時に随時対応する”随時対応”の2種類があります。随時対応サービスは、利用者が介助を必要としたときに簡単に連絡ができるよう、ケアコール端末が配布されます。
《認知症対応型通所介護》
要介護1以上の認定を受けた認知症の方が介護者などに付き添ってもらい通所施設を訪れ、生活支援や認知症ケア、機能訓練を受けて過ごします。認知症の方には適切な対応が必要なため、職員の人員配置も手厚く、認知症専門のスタッフからきめ細かな支援を受けられます。少人数でアットホームな雰囲気の中で過ごせるので人とのコミュニケーションが困難な方でも馴染みやすいです。
《認知症対応型共同生活介護(グループホーム)》
要支援2以上の認定を受けた認知症の高齢者が共同生活する住居において食事、排せつ、入浴などの介護や機能訓練を受けられるホームです。1ユニット5~9名で、家庭的な雰囲気の中で認知症専門のスタッフの介助を受けながら共同生活ができます。共同生活の中で、利用者にも役割を与え、症状の進行を遅らせて、できる限り自立した生活を送ることがグループホームの目的です。症状の悪化や医療行為の頻度が高くなった場合、退所しなくてはいけなくなることもあります。

上記以外にも”小規模多機能型居宅介護”、”定期巡回・随時対応型訪問介護看護”、”看護小規模多機能型居宅介護”、”地域密着型通所介護”、”地域密着型特定施設入居者生活介護”、”地域密着型介護老人保健施設入居者生活介護”もあります。

老人相談
[どの介護サービスがあっているのかわからない]
いろいろな介護サービスについて書きましたが、ご家族やご本人ではどのサービスが適しているのかわからない場合が多いと思います。そんな時にはケアプランを作成する担当のケアマネージャーにご家族様の要望とともに相談することで介護が必要な方が自分らしく自立した日常生活を送れるような介護サービスを提案してくれます。
もし要介護状態になる前の方は”介護が必要となったらどんな生活を送りたいか”、”自宅で家族と暮らしたいのか施設で暮らしたいのか”など今のうちに話し合っておくといいでしょう。話し合っておくことで要介護状態になった時に介護サービスを選ぶときのヒントとなります。

ケアパークは中立な立場で様々な施設を無料紹介します。

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